洋服を買うときは実際に見て決めたり、試着して決めたりすることは簡単にできますし、当たり前のように行っている人も多いと思います。でも、家の場合は実際に住んでみてから決めるということはできません。その上大きな買い物となると絶対に失敗したくないのは当然です。それと同時に、少しでも安く買えたら…と考える方も多いのではないでしょうか?
今回は、家を少しでも安く買う方法、安くて良い家を買う方法をご紹介します。
まずは情報収集をしよう
新築や中古問わず、まずは情報を集めるところからはじめましょう。これは、マイホームが欲しい人なら特別「安く買いたい!」と思っている人でなくてもはじめにする行動だと思いますが、なるべく費用を抑えて…と考えている人にとっては、早い段階から情報を仕入れておくことがとても重要となってきます。
新聞広告や折り込みチラシなどをチェックしたり、不動産会社が出している資料を取り寄せてみましょう。
なかなか購入者が現れない物件に注目
定期的にチェックしているとすぐ売れる物件と、なかなか売れずに掲載され続けている物件がわかってきます。そのなかなか売れていない物件が安く買える可能性の高い物件なので、色々と調べてみることをオススメします。
なかなか売れない理由とは?
その物件が売れない理由は何なのか、特に新築なのに売れないのには何か理由があるはずです。安く買えるからと言って問題のある家を買ってしまっては何の意味もないので、なぜ売れていないかの理由を知ることは大切です。
よくある理由としては、マンションが隣に建っていて日当たりが悪い。周辺の環境があまり整っていなくて便利が悪い。駅までの距離がかなり遠い。など、家そのものの問題ではなく、周りの環境によって人気がなくなってしまい、売れ残っている場合がほとんどです。
逆に言えば、その理由が何も気にならなければ安く新築が買えるのでとてもお得です。
なぜ安くしてくれるのか
新築物件は、一度も誰も住んでいなかったとしても売れないまま2年たってしまうと「中古物件」という扱いになってしまいます。中古になってしまったとたんに人気が大幅に下がってしまうので、不動産会社は「新築」として早く売りたいのです。
少し金額が下がったとしても不動産会社からすれば何よりも売ってしまうことが大事なので、交渉に応じてもらいやすくなります。なので、もうすぐ2年経ってしまう。という物件はねらい目です。
仲介手数料をなるべく抑える
新築・中古のどちらの住宅であっても、不動産会社を通して購入した場合は仲介手数料と呼ばれるものがかかってきます。
この仲介手数料は物件価格の3%プラス6万円が上限となるので、4,000万円の物件だと126万円に消費税がかかった136万円ほどが必要です。(消費税8%の場合)
仲介手数料無料の不動産会社を選ぼう
上記にある「3%プラス6万円」という仲介手数料ですが、これはあくまでも「上限」です。なのでそれを下回る分には何も問題もありませんし、むしろ無料でも大丈夫なのです。
不動産会社は売主からも買主からも仲介手数料を徴収することができます。売主は売ってもらった手数料として支払うのは当然ですが、買主からすれば住宅の価格に合わせて発生する費用なので、抑えたいと思うのが普通です。そこで、なるべく買主の方が買いやすくてお得になるよう仲介手数料を無料にしている不動産会社も多くあります。なるべくそういった会社を選ぶようにすれば100万円前後の費用を抑えることができるので大きな節約になります。
無料が難しい場合でも交渉次第で安くできる場合もありますし、先ほどのように不動産会社が売りたがっている物件を買う場合なら尚更交渉しやすいでしょう。
実際の販売価格を調べる
新築の場合
新築物件の場合は記載されている売り出し価格ではなく、実際にいくらで売れたかの販売価格を知っておくことが重要です。
例えば最寄り駅からの距離や広さや間取りなど、ほぼ同じ条件の家なのに価格に差が出ている物件があるとします。それは販売時期が関係しているケースが多く、売り出し時期が直近であればあるほど値段は高く設定されています。
家の価格は3ヶ月単位を目安に下がっていくのが通常です。首都圏だと3ヶ月ごとに約200万円ずつ下がっていく傾向があります。
そのため売り出し当初が4,000万円の物件なら、半年待てば3,600万円ほどになります。
理想の金額まで下がって入れば、購入する意思があることを不動産会社に伝えましょう。そこからまだ値段交渉も可能だと思いますので、「ここから100万円下がれば即決します」など、明確な金額と意思を伝えるようにしましょう。
中古の場合
中古物件の場合は、近隣の新築物件の価格を参考にしてみましょう。
全く同じ間取りでも、中古の場合は新築と同じ価格で販売するのは不可能です。中古住宅の販売価格はあくまでも売主の希望なので、そのままの価格で購入する必要はありません。むしろ、値下げされることを想定した金額に設定されていることも多いので躊躇せずに値引き交渉を行ってみてください。
中古住宅の場合、買う時期によって価格の変動がある
ある程度の時期を指定して建てられる建売の新築物件とは違って、中古住宅は購入する時期が選べます。
新生活を始める3月までに物件の購入を済ませる人が多いので、4月から5月は比較的物件が動かない時期となります。早く売りたいと考えられている物件ほど安く購入できるチャンスの時期となるので、この時期に入ってからの購入もオススメです。
まとめ
今回は、どうすれば少しでも住宅を安く買えるかの方法をご紹介しました。
家を買うというのはどうしても大きい金額のお金が動くので、仲介手数料や少しの値引きではあまり安く買えたという実感がしにくいかもしれませんが、もし仮にすべての値引き額を合わせても100万円しか安くならなかったとしても、実際にはかなり大きい額です。そのお金で新しい家での家具や家電など十分購入することができます。
もちろん、金額だけでなく自分がどういった家に住みたいかというのがもっとも重要です。お金のことばかり考えて、必要なところまで削ってしまい後悔しないように注意しましょう。
無理のない範囲で、もし今回のことが活用できる場面があれば是非実施してみてください!
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