家庭でもできる「地球温暖化対策」、少しずつはじめてみませんか?

一人ひとりの心がけが大切

「地球温暖化対策」というと、すごく大きなことと考えてしまい、自分自身の努力ではどうしようもないような大きな問題に感じてしまうかもしれません。

ですが、もともと地球環境を悪化させてしまったのは、人間が原因です。
なのでそれを改善できるのも人間しかいません。一人ひとりの少しの努力が大切なのです。

難しいことや費用がかかることはなかなかすぐにはできませんが、まずは今からでも始められる地球温暖化防止対策をご家庭で始めてみましょう。

小さなことでも、家族で少しずつ取り組んでいくことで、環境保護意識や省エネ意識が高まり、より大きなことにも取り組もうというモチベーションが生まれてきます。

ゴミの分別を徹底しよう

地域によってもゴミの分別方法は異なりますが、まずはルールの徹底から始めましょう。

リサイクル可能なビンやペットボトル、牛乳パックやプラスチックトレーなどは面倒でも、丁寧に洗って乾かし、資源ゴミの回収や地域のリサイクルステーションに持っていきます。

新聞や雑誌、ダンボールなども再生が可能です。

最近はネットショッピングをされる方も多いのではないでしょうか?そうすると、どうしてもダンボールが増えていくと思います。そのダンボールも捨ててしまうのではなく、リサイクルに回してみてはどうでしょうか?

ゴミとして燃やす量を減らすことで、二酸化炭素の排出量を削減でき、地球温暖化防止に役立ちます。

使えるものは捨てずにリサイクルを

まだ使えるのに、新しい物が欲しいとどんどん買い換えていてはゴミが増えるばかりです。

1つの物を大切に長く使うことを心がけ、どうしても要らないものはリサイクルやリユースに回せるようにしたいですね。

フリマアプリなども最近はみなさん当たり前に利用するようになってきました。
自分がいらないと思っていたものでも、誰かにとってはすごく必要なものだったりするものです。
そのまま捨ててしまう前に、一度フリマアプリなども検討してみてはいかかですか?

他にも、使ってくれる人に譲る、地域のリサイクルステーションなどに持ち込むなど色々な方法があります。

エアコンの使い方に気を配ろう

ご家庭で利用される家電製品の中でも、もっとも電気を使い、二酸化炭素の排出量が多いのがエアコンだと言われています。

とはいえ、猛暑が厳しい夏場や寒さが厳しい冬場にエアコンを使わないわけにはいきません。
なので、適切な方法で使用し、エアコンの省エネを目指しましょう。

設定温度の省エネ基準は冷房が28度以上、暖房は20度以下が理想的です。

もちろん、お住まいの環境によっても異なります。
省エネを意識しすぎて我慢し、体調を崩してしまっては元も子もありません。体に負担がかからない程度に省エネ設定を行いましょう。

また、エアコンのフィルターをこまめに掃除することで、省エネ設定でも風がしっかり届くようになります。
週に1回から2週間に1回のペースでお掃除するのが理想です。

家電製品の管理に気をつけよう

使っていない部屋の電気や誰も見ていないテレビ、使用していない家電のコンセントはこまめにオフすることで節電につながります。

エアコンの次に消費電力が高い冷蔵庫は、詰めすぎや開けっ放しに注意しましょう。
冷凍庫は中身が多い方が省エネにつながりますが、冷蔵庫は詰めすぎると冷気がまんべんなく行き渡らなくなり、電力消費が高まってしまいます。

食べきれる分だけを買うようにし、賞味期限を切らして食品ロスを発生させ、生ごみを増やさないよう意識しましょう。

洗濯も、1日に何回もするという方もいますが、なるべくまとめてした方が省エネになります。
お持ちの洗濯機の容量に合わせ、最大容量まで貯まったら洗濯するようにすると省エネにつながります。

エコバッグやマイボトルを持ち歩こう

「買い物のレジ袋を減らす」、「ペットボトルの使用量を減らす」といったことも、個人でもできる簡単なアクションの1つです。

買い物にはマイバッグを持参する、飲み物はなるべくマイボトルを持ち歩くなどして、使い捨ての習慣を徐々に減らすようにしてみましょう。

最近は、レジ袋が有料だったり、マイバックがあると割引を受けられたりするお店も多くなり、お店側でもなるべくレジ袋を消費しないような取り組みがされています。

マイカーより自転車や公共機関を活用しよう

車の排気ガスやガソリンの使用は二酸化炭素の排出量が多く、地球温暖化には大きな敵となります。

通勤や通学など毎日の移動には、できる限りバスや電車などの公共交通機関を利用したり、運動不足の解消も兼ねて自転車を利用したりするのがおすすめです。

また、エコ意識が高まってきたら、ガソリン車からハイブリッドカーやEV車、水素自動車などへの買い換えを検討したり、無駄のないカーシェアリングなどの利用も検討したりしましょう。

庭に木や花を植えよう

二酸化炭素の排出量を防止するだけでなく、二酸化炭素を吸収させ、かつクリーンな酸素を供給できる活動への取り組みもご家庭でできる地球温暖化防止対策です。

難しく聞こえてしまうかもしれませんが、お庭に木やお花を植えたり、家庭菜園で野菜や果実を育てたりすることで地球温暖化防止に繋がるのです。

植物は、光合成によって空気中の二酸化炭素を吸収してくれて酸素を供給してくれます。

マンションでもベランダや室内で観葉植物を育てたり、プランター菜園などにトライしてみましょう。

太陽光発電の設置を検討してみよう

すぐに実践できる取り組みではないかもしれませんが、太陽光発電を設置することも検討してみてはいかがでしょうか?

自然エネルギーを使用してエコに電気を作り、二酸化炭素の排出量が多い火力発電による電気の使用量を抑えることに貢献ができます。

外壁塗装や屋根塗装の塗料を選ぼう

お住まいのメンテナンスとして外壁塗装や屋根塗装を行う際、遮熱塗料などの省エネに役立つ塗料を選ぶことも地球温暖化防止に役立ちます。
屋根に遮熱塗料を使うと、環境にもよりますが、室内の温度上昇を抑え、夏場は温度を10度も低下させることが可能だと言われています。

室内温度が抑えられれば、エアコンの設定温度も抑えられ、省エネと二酸化炭素の排出量の削減に役立てるでしょう。

省エネ住宅への建て替えや住み替えを検討しよう

ちょうど新築のマイホームを検討している方や、そろそろ建て替えが必要という方、地球温暖化防止にとにかく貢献したい!という方には、省エネ住宅への住み替えという選択肢もあります。

今話題を集めているZEH住宅は、2020年に求められる省エネルギー基準よりも、さらに厳しいZEH基準をクリアする次世代型の省エネ住宅です。(ZEH住宅についての記事はこちらから

ハイレベルな断熱性能をベースにIHをはじめとする高効率機器や家全体をシステム的にコントロールするHEMSによる省エネ、そして、太陽光発電などによる自然エネルギーを活用した創エネを組み合わせる方法で、住まいの年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロになるように設計された住宅を指しています。

ZEH住宅の普及促進を目的にZEH支援事業による補助金も用意されていますので、自己負担を抑えて最新の省エネ住宅に住むことが可能です。

まとめ

家庭で取り組める地球温暖化防止対策には、今すぐにでも始められる日常の対応策から、省エネ住宅の建設など大掛かりなものまでさまざまなことが考えられます。

意識しすぎてもしんどくなってしまうので、自分のできる無理のない範囲で取り組んでいきましょう。

ひとりひとりの意識の積み重ねが大切です。

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