建物よりも土地が重要!資産価値の下がらない物件とは?売却のときに損しない為に

家を買うときは将来のことも見据えて検討しよう

昔は、家を買ったらそこに親子代々住むのが当たり前で、買った家を手放すのはよっぽどのことがない限りありませんでした。

しかし、今は結婚すれば家を出てまずは賃貸暮らしからはじめる。そして後々お金が貯まったタイミングや子供が生まれるタイミングでマイホームを購入し、実家で親と同居などはせず自分達の家族だけで住む。という流れが一般的になってきている傾向があります。

そのため、子供が出ていった後は実家の部屋が空いてしまい、使わない部屋が出てきてしまうことになります。部屋があっても持て余してしまうだけなので、中には家を狭くするリフォームをする人もいるほどです。

そんな中、ほとんどの方が広くなりすぎた家をどうするのかというと、その家を売ってしまって、夫婦2人だけで暮らす住まいに引っ越す。という方法です。しかし、このときにすべての家が売れるとは限りません。築年数も経っている家ならまだまだ新築信仰の強い日本だとどうしても売れにくい傾向にあります。結果、売れないまま残ってしまい収入も入ってこない上に空き家が増える原因のひとつとなっています。

こうならない為にも、これから家を建てる人は将来も見据えて住宅を買う必要があるのです。資産価値が下がりにくい家を購入すれば、いずれ売却したいとなったときに困らずに済むでしょう。

実際に、築年数が経っても資産価値が下がりにくい物件は存在します。

いずれ売ることを前提に買う場合

将来、広い家がいらなくなったら…という場合だけでなく、とりあえず小さい家でもいいから購入して、その家を売りに出して広い家を建て直そう。という方もいらっしゃると思います。そういった方も資産価値が下がらない物件を知っておくことは大切ですし役に立つでしょう。

例えば、二世帯住宅を購入したとします。それをいずれ「売りたい」となっても売れにくい傾向にあります。
他の条件が揃っていたとしても次に二世帯住宅を買いたい人が沢山いるかと言えばそうではありません。需要がどうしても少ないのです。それなら二世帯住宅を建てるよりも、隣同士に家を2軒建てた方が後々売れやすくはなります。

建物以外のところが大きく影響する

資産価値が下がらないといっても、建物自体は築年数が経てば経つほどどうしても劣化していってしまうので資産価値も下がってしまうのは仕方ありません。しかし、大事なのは土地の価値です。

土地は土地そのものの価値を判断するので、資産価値に大きく影響してきます。極端に言えば、住宅の資産価値は土地の価値であると言っても過言ではないでしょう。

立地条件

そして、この土地の価値を一番大きく左右するものは「立地」です。立地条件は、年月の経過とともに変わっていくことがあります。例えば、駅近の土地だったのにその駅が廃止になってしまった場合などには、それまでその土地に与えていた好条件が失われることになります。

特に東京や大阪などの大都市では周辺環境が地価を大きく左右するので、半永久的に変わらない高い立地条件を持った場所に家を買うことが、年数を経ても資産価値が変わらない住宅にするための大きな要因となります。

人気のある地域は売れやすい

住宅の資産価値を下げないためには人気のある地域を選ぶというのも一つの条件です。

東京都なら中央区や千代田区といった辺りは地価が高く、日本において1位2位を占めています。
中央区ならおしゃれな街として長い間人気を誇ってきた銀座辺り、さらに公共交通機関などの利用が便利となれば、資産価値の下がらない住宅になる可能性はかなり高いでしょう。

駅から近いなどの好立地条件以外にも、もともと人気の高い街で住宅を購入する事によって資産価値が下がらない住宅にすることが可能です。

自然災害に強い土地なのか

東日本大震災が発生した際に、広い範囲に甚大な被害をもたらしたのは津波でした。
そのため、震災後は海の近くに建つ家は、家屋はもちろん土地も含めて資産価値が大幅に下落しています。
中には1円物件や無料で差し上げますといった物件まで出ています。無料であっても、災害が起こったときに命と引き換えにしてまで住みたくないという人がほとんどで、買い手が見つからない状態です。

海の近くの地域では、津波が来ても安心できる高台にある土地の価値が上昇していて、確実に津波を避けられる地域が資産価値の下がりにくい住宅となるでしょう。

他にも、もともと海だったところを埋め立てた田んぼや沼、あるいは川があったところを埋め立てて住宅にしたよう場所は、地震によって液状化が起こる可能性が高いです。

また、地震だけでなく近年、大型化している台風によって大規模な水害が発生することからも地盤の強さには更に注目が集まっています。

需要が多い地域

買い手の少ないエリアで高い資産価値を維持し続けることは難しいです。東京などの都市部であっても良い条件が揃っているのに売れない物件が多くあります。

その原因は、少子高齢化や賃貸暮らしの人も増えたことで家自体がなかなか売れなくなってきていることにあります。需要がある地域でも家が売れないのなら、人気のないエリアでの販売は更に難しくなってきます。

住み替えで家の売却を考えている人はあらかじめ人気のエリアに家を買うことで売りにくくなるリスクを回避できます。購入時の金額はそこそこするかもしれませんが、売却しやすい物件を手に入れることができるので損になることはないと思います。

まとめ

このように資産価値の下がりにくい住宅が存在することがわかりました。

資産価値が下がらない理由は大半が土地の条件が重要ということになります。(もちろん、新しい家を売りに出す場合などは変わってきますが)

人気のある場所にあるのかをはじめ、自然災害の被害から逃れられるのかなど、多数の条件がその家の資産価値を左右します。

これから家を建てる人や購入する人も、はじめは売却など考えていないかもしれませんが、いつそういった状況になるかわかりません。そんなときに自分の家にあまり価値がないと言われるのもショックですよね。そうならない為にも、なるべく資産価値の下がりにくい住宅を選ぶことをオススメします。

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